2008年06月19日
棟方親子、交流ほのぼの 福光美術館・愛染苑友の会、疎開生活を絵本に

旧福光町ゆかりの板画家、棟方志功を後世に語り継ごうと、「福光美術館・愛染苑(あいぜんえん)友の会」(武田清彦会長)が、棟方の福光疎開時代にスポットを当てた絵本を作った。棟方親子の交流や自然との触れ合いがほのぼのと描かれており、同会関係者は「幅広い世代に手に取ってもらいたい」と話している。
絵本のタイトルは「ちよゑちゃんとパパとだまし川」。同会が一昨年、同名の紙芝居を作り保育園などで上演したところ好評で、「そのまま絵本にしてほしい」という声にこたえた。内容は同じで、絵は棟方の次女でNPO法人「絵手紙フォーラム遊彩」会長の小泉ちよゑさん(72)=千葉県=、物語の構成は元高校教諭で声楽家の大成勝代さん(63)=魚津市=が担当した。
タイトルにある「だまし川」は福光地域を流れる小川。棟方がこの川にまつわるカッパ伝説をヒントに命名したとされ、生前、作品に取り上げるなど思い入れが深かった。
絵本では、疎開に伴い福光で生活する棟方と小泉さんとの親子の交流や、カッパとの遭遇が小泉さんの温かみのある絵で表現されている。表紙には医王山と桑山を臨む夕暮れ時の福光の風景が描かれている。
18日、福光美術館で発刊発表があり、小泉さんは「子供たちが大きくなったとき、故郷を思い出すきっかけになることを願って描いた」と話した。絵本はB4変形判、35ページ。1冊1200円。県内の主な書店で販売している。
福光
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