2008年06月18日
棟方の功績 後世に 福光駅前で顕彰碑除幕

南砺市の福光商工会(西村亮彦(あきひこ)会長)は、旧福光町に疎開した世界的板画(はんが)家、棟方志功(明治36−昭和50年)の功績を顕彰する石碑をJR福光駅前ロータリーに設置した。石碑の除幕式が17日、現地で行われ、関係者が完成を祝った。
南砺ロータリークラブ(谷村信之会長)の創立40周年記念事業と併せて実施した。石碑は高さ約1.8メートル、幅約3メートル、重さ約4トンで、棟方が愛した福光の「桑山」に似た形の小矢部川産の真石で作った。
棟方は福光に疎開中、墨を含んだ水を勢いよく振りかけ、にじみとぼかしの効果を生かした倭画(やまとが)の技法を確立し、福光美術館所蔵のびょうぶ「松柏図」などを描いた。この技法を「躅飛飛沫隈暈(ちょくひひまつわいうん)描法」と名付け、福光駅前に「発祥之處(ところ)」と記した碑を建てたいと、生前語っていたという。石碑の表側には棟方と交流があった谷崎潤一郎が書いた題字、裏側には略歴などが彫り込まれている。
除幕式で西村会長が「福光から世界へ飛躍した棟方さんの願いをようやくかなえることができた」とあいさつ。棟方の次女の小泉ちよゑさん(72)=千葉県市川市=や、谷村会長、武田慎一県議らとともに除幕し、得能金市荒木町内会長が石碑に日本酒を振りかけた。小泉さんは「初めて福光に来たころのことが思い出される。きっと父も喜んでいると思う」と話した。
福光
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