2008年05月29日
候補地に安居福野線 南砺・スマートIC

南砺市は東海北陸自動車道の新スマートIC(インターチェンジ)の設置候補地を、同市福野地域の県道安居福野線と同高速道路が交差する地点に絞り込む方針を固めた。サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)がない場所で、アクセス道路を高速道路に直接つなぐ本線直結型とする。国などへの働き掛けを強め、早期実現を目指す。
市は平成18、19年度に国や県、中日本高速道路などとともに新ICの設置可能性に関する勉強会を設置。ETC(ノンストップ料金収受システム)専用のスマートICを想定した上で、福野地域で同高速道路が幹線道路と交差する複数の地点で需要調査を行い、住民や企業に対するアンケートも行った。
1日500台以上の利用が見込まれる地点について費用対効果を検討した結果、小矢部川に架かる川崎橋右岸に位置し、県道安居福野線が走る同市上川崎、柴田屋地区が最適地と判断した。福野地域中心部から約2.5キロと利便性が高く、将来的な企業誘致に向けた用地確保も見込める、としている。新ICの名称は「南砺IC」などが候補に挙がっている。
同地点の高速道路本線は暫定2車線のため、早期の4車線化を要望するが、2車線と4車線の両方に対応できる構造のアクセス道路を整備する。事業費は用地費なども含めて十数億円が見込まれ、道路関係予算のほか、合併特例債も活用する。設置認可や用地買収などが順調に進めば、アクセス道路工事は約1年で完成できるという。必要に応じて社会実験も行うが、アクセス道路の建設費が膨大なことから本格設置を前提として、国などに要望していく。
市内を走る同自動車道でのスマートIC設置は、17年に城端SAで社会実験を行ったが、1日当たりの平均利用台数が約130台にとどまり休止となっている。県内では、入善PAで18年10月からスマートICが本格導入され、富山市の流杉PAで今年3月29日からスマートICの社会実験が始まっている。
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