2008年05月09日

有料化に「待った」 井波の市営駐車場、地元「観光客の減少心配」



 南砺市山見(井波)の市営駐車場「井波交通広場」が有料化されることをめぐり、井波地域中心部の商店街などから「観光客の足に影響する」という心配の声が上がっていることから、市は8日までに、条例で定めていた6月1日からの有料化を当面延期することを決めた。7月5日に東海北陸自動車道の全線開通を控え、市と地元の観光協会などは開通後の観光客の流れや有料化による影響を見極め、有料化の時期を再検討する。

 井波交通広場は井波別院瑞泉寺門前の観光名所、八日町通りのそばにあり、瑞泉寺まで歩いて数分の距離。大型バス9台、マイクロバス4台、乗用車18台、身体障害者とタクシー用の駐車スペースも1台分ずつある。無料で24時間開放され、観光客や買い物客、住民らが利用しているが、管理人がおらず、乗用車が乱雑に駐車されて観光バスが入れないこともあった。

 しっかりした管理・運営をするため、井波観光協会(山田富雄会長)の呼び掛けで、周辺の町内会や商店街の代表者を交えた検討委員会を設置。昨年から有料化に向けて話し合いし、いったんは了承を取り付け、3月定例市議会で有料化するための「南砺市駐車場条例」が可決された。市は同協会に管理委託し、日中の利用者を対象に普通車から200円、中型車(11人以上30人未満)は1000円、大型車(30人以上)は2000円を徴収する予定だった。

 だが4月に入り、市の広報紙などで有料化を知った商店街関係者らから、「観光客が減るのではないか」という懸念の声が続出。市と同協会は、周知が不十分で混乱を招くと判断し、有料化の時期を先延ばしすることにした。

 検討委員会は今後、有料化に向けて市を交えてあらためて協議する。山田会長は「有料化の時期が東海北陸自動車道の全線開通の直前になり、タイミングも悪い。納得してもらえるまで時間をかけて話し合いたい」と話す。

 市は「まず地元でじっくり話し合ってもらい、有料化する時期を決めたい」としている。




井波
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