2008年04月03日

法被の男衆がぺったん 平・下梨で節供行事



 南砺市の無形民俗文化財となっている「下梨の節供(せっく)行事」が2日、同市下梨地区(平)で行われ、法被姿の男衆が威勢よくもちをついた。

 下梨地区では毎年4月2日から3日にかけ、男衆がその年採れたヨモギを使って鏡もちを作り、地元の地主神社に供える風習が約400年前から続く。男手だけで行うのは、「女性を家事から丸1日解放するため」との言い伝えがある。

 地区の全世帯を10組に分け、2組ずつ持ち回りにしており、今年は5組と6組が担当した。

 男衆17人は朝風呂で身を清めた後、6組組長の高田勉さん(46)方に集合。先月末、平地域や小矢部川河川敷で採ったヨモギの新芽をすりつぶし、米粉でつくった団子と混ぜて、きねと臼でついた。お供え用の鏡もちとひしもちに仕上げた。

 5組組長で南砺市議の中島洋三さん(52)は「長く受け継がれている地域の文化を、絶やさないようにしたい」と話している。

 3日午前零時に男衆が地主神社に鏡もちを奉納し、ご神体を拝み、自然の恵みに感謝する。夜が明けてから、切り分けた鏡もちとひしもちを下梨の全86戸に配る。




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