2008年03月11日

利賀を世界的拠点に 劇団SCOTが夏冬年2回公演



 南砺市利賀地域を拠点に活動を再開した劇団「SCOT」は10日、利賀創造交流館でけいこの様子を公開した。15日に同館で再開後初の舞台を披露する。劇団を主宰する演出家、鈴木忠志さん(68)は、今後利賀で夏と冬の年2回の公演を行うとし「県や南砺市の協力を受け、利賀を演劇の世界的な一大拠点にしたい」と意欲を語った。

 SCOTは昭和51年から利賀で活動。平成11年の利賀フェスティバルを最後に一時休止したが、鈴木さんが昨年、利賀での再始動を表明。新入団員を加えた約20人が1月から利賀に入り、けいこを続けている。

 この日は劇団員が俳優訓練法「スズキ・メソッド」で体を鍛錬した後、15日の上演作「AとBと1人の女−別冊別役実」のけいこに取り組んだ。知的な男Aと、Aの家に居候する男Bの殺ばつとした争いから「格差」を浮かび上がらせる作品で、鈴木さんは「地方の有能な人材が東京に流れる一極集中構造を、過疎の進む利賀から演劇で破りたい」と話した。

 SCOTは今後、利賀で夏と冬に各3カ月程度活動。8月の利賀フェスティバルは韓国やロシア、ギリシャなどで「スズキ・メソッド」を学ぶ各国の演劇人を招き、利賀を演劇の聖地としてアピールする。15日の観劇募集は終了している。




利賀
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