2008年02月15日

母校の利賀中で実技指導 越中アートフェスタ立体大賞の平田さん



 第2回「美の祭典 越中アートフェスタ」(北日本新聞社共催)の立体部門で最高賞の越中アート大賞・北日本新聞社長賞に輝いた彫刻家、平田昌輝さん(26)=南砺市利賀村百瀬川=が14日、母校の南砺市利賀中学校の全校生徒25人に写生の実技指導を行った。生徒は新進気鋭の若手作家から直接手ほどきを受け、描写のこつを学んだ。

 平田さんは利賀中、高岡高校を経て東京芸術大に進み、同大大学院を修了した昨春から故郷の利賀地域に戻り、石彫とブロンズを中心に制作に励んでいる。

 実技指導は、多彩な分野で活躍する卒業生らを講師に招く同校の「招(しょう)聘(へい)授業」の一環で、同校の校舎がある利賀複合教育施設「アーパス」で実施した。

 この日は人物のクロッキー(短時間で行う写生)を行い、山下均校長ら教員4人がモデルを務めた。コンテを手にした生徒は、最初は10分、次は5分の制限時間でモデルを描写。平田さんは、真剣な表情で画板に向かう生徒に指導して回った。

 平田さんは「大事なのはきれいに描けたかや似ているかよりも、モデルをよく見て描いたかということ。よく見て描いた線は見る人に伝わってくる」とアドバイスした。講演もあり、平田さんは彫刻家を志したきっかけや、「人間」を制作のテーマにしている理由などを紹介した。

 野原沙也香さん(3年)は「とても楽しく、デッサンで大切なことが分かった」と話した。



利賀
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