2008年01月25日

横川(南砺平高)大差で制覇 県スキー選手権距離フリー



 県スキー選手権(北日本新聞社協賛)クロスカントリー競技最終日は24日、南砺市のたいらクロスカントリーコースで距離男女フリー(男子10キロ、女子5キロ)を行った。男子は蛯沢克仁(となみ衛星通信テレビ)が33分11秒8、女子は横川郁美(南砺平高)が18分5秒6で優勝した。

 一般から中学生まで、男子は33人、女子は17人が出場した。厳しい風雪の中、男子、女子の順で一斉にスタート。男子は五輪選手の蛯沢が貫録を見せ、女子は序盤に抜け出した横川が2位に約47秒差をつけて快勝した。

■横川、インターハイへ闘志
 悪天候をものともしない強さだった。2位に大差をつけ、県高校スキー競技会に続くフリー制覇を成し遂げた横川。タイトルだけでなく、復調のきっかけもつかむ収穫の多い5キロになった。
 序盤で先頭に立つと、強い風を正面からもろに受けた。苦しかったが「前に出た以上、行くしかないな」と覚悟を決めた。スピードを上げてぐんぐんと後続を引き離す。積極的なレース運びを貫き、そのままゴールに飛び込んだ。
 県高校スキー競技会以降は少しずつ調子を落としていた。「うまく走っている感じはしなかった」と振り返るが、この日は違った。上りでも最後まで体が動くのを感じた。「調子が少しずつ上がってきた」と表情を緩めた。
 初めて挑んだ昨年のインターハイは緊張や不安に勝てなかった。今年は違う。1年で技術、精神面とも大きく成長した。「昨年みたいな思いはしたくない。誰にも負けないぞ、という気持ちで走りたい」。雪辱の舞台に向け、静かに闘志を燃やす。

■蛯沢、競り合いにも余裕
 体調が十分とは言えず、本来の走りとはほど遠い。だが、負けることはない。最後まで競り合いになった男子で、蛯沢は余裕だった。
 競争相手の鉢蝋や中谷らとは一緒に練習することが多く、指導もする“弟分”。「みんなが頑張っている姿を見るのはうれしい」と話す一方、「レースは別」と勝負にはあくまで貪欲(どんよく)だ。懸命に背中を追った鉢蝋は「どんな条件でもしっかりとした走りができる。偉大な存在」と脱帽していた。
 県内大会を終えた。今後は新潟県で練習し、国体や海外でのレースに向けて状態を整える。35歳。すでにベテランの域に入るが「今の方がスキーをやっていて楽しい」と充実した表情を浮かべた。





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