2007年08月21日
海外からもボランティア参加 いなみ木彫刻キャンプ

南砺市井波地域のいなみ木彫りの里一帯で開かれている「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2007」は9月1日まで15日間の期間中、延べ2000人に及ぶボランティアに支えられる。海外から来日し、奉仕活動をする熱心な支援者もいる。米ニューヨークのペイス大助手、ジェレミー・サビアンさん(38)。通訳や制作補助スタッフとして活躍し、井波の人々から頼りにされる存在だ。
大学院で文化人類学を学んでいたサビアンさんは9年前の平成10年、井波彫刻の徒弟制度を研究した。約1年間、彫刻家たちの家に住み込み、実際に修業を体験しながら博士論文をまとめた。
「恩返しに」と、滞在中に開かれた第3回キャンプで通訳を務めた。米国に帰国後も、キャンプが開かれるたびに海を渡り、駆けつけている。
会場を歩けば地元の人たちが「お帰り」と声を掛け、海外作家たちも道具のことなどを気軽に相談する。キャンプコーディネーターの谷口信夫さん(58)は「地元スタッフの気持ちと、海外作家の気持ちの両方を分かってくれる。潤滑油のような存在」と信頼する。
ボランティアスタッフは地元の彫刻家やお年寄り、子どもたちが中心。サビアンさんは「私も井波を愛する1人。手伝うのは自然なこと」と、さりげなく言う。今回のキャンプは17日から手伝ったが、9月に再開される大学の授業に備えるため、21日夜には井波を離れなければならない。「これだけ多くの住民が協力するキャンプは、世界でも例がない。次回も必ず応援に来たい」と力を込めた。
キャンプは北日本新聞社と南砺市などでつくる実行委員会主催。
井波
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